2014年10月08日
台風19号の進路解析
スーパー台風まで発達した台風19号ですが
成長過程の発生後南西諸島まで接近するあいだ
台風18号の進路より南側を西進したため
海面水温が高く、さらに水深100m程度までの海水温も高く「対流爆発」も発生し
http://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/sst_jp.html
http://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/t100_wnp.html
最大気圧低下が24時間で65hPa低下したり、
最大風速が24時間で40m/sec以上強くなる
NHKが「NHKスペシャル」で放送した
「急速強化」の定義に当てはまる台風になっていて
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0831/
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/summary/wnp/s/201419.html.ja
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/summary/wnp/k/201419.html.ja
先日通過した台風18号も「急速強化」していたとNHKは認めていて
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141003/k10015098871000.html
同じような予想進路をとっていますが奄美地方付近で更に接近する予想進路となり
台風19号は当初から予想進路が
普通の台風と比較して少し複雑な進路となっています。
http://www.jma.go.jp/jp/typh/14195c.html
http://www.usno.navy.mil/NOOC/nmfc-ph/RSS/jtwc/warnings/wp1914.gif
8日夕方の鹿児島地方の某放送局の気象予報士が
太平洋高気圧の勢力の影響を受けて
少し西に振れる進路予報の根拠として出していて、
偏西風に乗る前に移動性高気圧や太平洋高気圧から吹き出す東からの風の影響で
一時、少し西方向へ振れて北上後、
偏西風に乗り速度を上げて東へ流される予想となることを
ジグザクになる複雑な予想進路の根拠としていました。
気になったので調べてみると高層天気図や高層風向シミュレーション図を見てみると
http://www.imocwx.com/wxfax/au87_00org.gif
http://earth.nullschool.net/jp/#current/wind/isobaric/500hPa/equirectangular=-241.50,34.55,1209
http://earth.nullschool.net/jp/#current/wind/isobaric/500hPa/overlay=wind_power_density/equirectangular=-241.50,34.55,1209
500hPa(海抜高度では約4,900~5,700m付近)の図では
確かに偏西風の流れに乗る直前にほぼ無風域が存在して
その東海上では西向きを押し出そうとする高気圧が存在しているのが分かります。
更に今回はアジア各国気象機関の予報が
見られるサイトがあったのでそれで比較してみても
http://www.typhoon2000.ph/multi/?name=VONGFONG
予想進路振れ幅に幅はあれども
いずれの気象機関もフィリピンの東海上で転向点を迎え
北上後、一時少し西方向へ進路が振れながら北上し、
九州上陸前に偏西風に乗って東に加速して流されながら北上する
ジグザクな予想進路を一致して出しているので
一度奄美地方に近づく進路をとることは可能性が高いのでしょう。
10月8日から36時間以内に台風としての成長のピークを迎える勢力予報がされ、
奄美地方に接近するする時点では勢力が落ちている予想でも
まだどれぐらい衰えるかは分からないところがあり
中心気圧950hPa以下で最接近すれば
それなりの影響が出てくると思われますので
充分対策、準備され台風の接近に備えて下さい。
成長過程の発生後南西諸島まで接近するあいだ
台風18号の進路より南側を西進したため
海面水温が高く、さらに水深100m程度までの海水温も高く「対流爆発」も発生し
http://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/sst_jp.html
http://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/kaikyo/daily/t100_wnp.html
最大気圧低下が24時間で65hPa低下したり、
最大風速が24時間で40m/sec以上強くなる
NHKが「NHKスペシャル」で放送した
「急速強化」の定義に当てはまる台風になっていて
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0831/
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/summary/wnp/s/201419.html.ja
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/summary/wnp/k/201419.html.ja
先日通過した台風18号も「急速強化」していたとNHKは認めていて
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141003/k10015098871000.html
同じような予想進路をとっていますが奄美地方付近で更に接近する予想進路となり
台風19号は当初から予想進路が
普通の台風と比較して少し複雑な進路となっています。
http://www.jma.go.jp/jp/typh/14195c.html
http://www.usno.navy.mil/NOOC/nmfc-ph/RSS/jtwc/warnings/wp1914.gif
8日夕方の鹿児島地方の某放送局の気象予報士が
太平洋高気圧の勢力の影響を受けて
少し西に振れる進路予報の根拠として出していて、
偏西風に乗る前に移動性高気圧や太平洋高気圧から吹き出す東からの風の影響で
一時、少し西方向へ振れて北上後、
偏西風に乗り速度を上げて東へ流される予想となることを
ジグザクになる複雑な予想進路の根拠としていました。
気になったので調べてみると高層天気図や高層風向シミュレーション図を見てみると
http://www.imocwx.com/wxfax/au87_00org.gif
http://earth.nullschool.net/jp/#current/wind/isobaric/500hPa/equirectangular=-241.50,34.55,1209
http://earth.nullschool.net/jp/#current/wind/isobaric/500hPa/overlay=wind_power_density/equirectangular=-241.50,34.55,1209
500hPa(海抜高度では約4,900~5,700m付近)の図では
確かに偏西風の流れに乗る直前にほぼ無風域が存在して
その東海上では西向きを押し出そうとする高気圧が存在しているのが分かります。
更に今回はアジア各国気象機関の予報が
見られるサイトがあったのでそれで比較してみても
http://www.typhoon2000.ph/multi/?name=VONGFONG
予想進路振れ幅に幅はあれども
いずれの気象機関もフィリピンの東海上で転向点を迎え
北上後、一時少し西方向へ進路が振れながら北上し、
九州上陸前に偏西風に乗って東に加速して流されながら北上する
ジグザクな予想進路を一致して出しているので
一度奄美地方に近づく進路をとることは可能性が高いのでしょう。
10月8日から36時間以内に台風としての成長のピークを迎える勢力予報がされ、
奄美地方に接近するする時点では勢力が落ちている予想でも
まだどれぐらい衰えるかは分からないところがあり
中心気圧950hPa以下で最接近すれば
それなりの影響が出てくると思われますので
充分対策、準備され台風の接近に備えて下さい。
通過する前線上に発生する低気圧による船舶動静
発生通過する南岸低気圧による船舶動静(那覇港スト部分回避)
南岸低気圧による運航情報
強い冬型の気圧配置による船舶動静
冬型の気圧配置による船舶動静ほか
冬型の気圧配置による船舶動静 No.2
発生通過する南岸低気圧による船舶動静(那覇港スト部分回避)
南岸低気圧による運航情報
強い冬型の気圧配置による船舶動静
冬型の気圧配置による船舶動静ほか
冬型の気圧配置による船舶動静 No.2
Posted by Team OUK at 21:00│Comments(0)
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