離島の船舶･航空運航情報

13日午前3時、南シナ海にあった熱帯低気圧（熱低）が台風15号、
マリアナ諸島にあった熱低が台風16号にそれぞれ発達しました。

先ず、台風14号は12日21時に中心気圧905hpaまで発達し
猛烈な台風となり、先島諸島の南海上をバシー海峡向け
西北西進していて上陸せずに海上を移動し続けているため
南西諸島へは南寄りの強いウネリが入っていて
奄美地方での南側の海岸などでの活動は充分注意されて下さい。
http://www.jma.go.jp/jp/typh/1614c.html
https://metoc.ndbc.noaa.gov/ProductFeeds-portlet/img/jtwc/products/wp1616.gif
https://www.umikaisei.jp/weatherforecast/gaikyo/index.html

台風15号に関しては発生場所が南シナ海で
今後西進してベトナムへ上陸後、衰退予定のため
日本への直接の影響はありません。

最後に一番南西諸島への影響が予想される台風16号ですが
こちらはまだ距離があり､時間的に余裕がありますが
気象庁、米軍ともに週末連休中、
南西諸島への接近が予報されていて
今回は台風の東側に奄美地方が位置して
台風の影響が大きく出やすい
危険半円に入る可能性が高いので
事前に対策、準備をされることをお勧めします。
また、台風16号接近時、台風14号が中国大陸へ上陸し
先日から日本上空に発生している秋雨前線とつながり
秋雨前線の西端に台風14号（再低気圧化？）と
その秋雨前線に南側から台風16号の湿暖流が流れ込み
台風接近前から秋雨前線上では激しい降雨が予想され
大雨による影響が出る可能性もあるので
こまめに気象情報確認をされて下さい。
http://www.jma.go.jp/jp/typh/1616c.html
https://metoc.ndbc.noaa.gov/ProductFeeds-portlet/img/jtwc/products/wp1816.gif
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/forecast/google-maps/

最後に早期警戒情報で書いておきますが
台風14・16号に続きマリアナ諸島の更に東海上に
次の積乱雲がまとまりつつあり
まだ低気圧になるかも分かりませんが
発達し続ければ台風に成長する可能性もありますので
注意されて下さい。
http://www.jma.go.jp/jp/gms/large.html?area=5&element=0&time=201609130100
https://metoc.ndbc.noaa.gov/ProductFeeds-portlet/img/jtwc/products/abpwsair.jpg
http://img.n-kishou.co.jp/image4/lfax/tsas1_201609130730.png?x=47&y=19

鹿児島航路
13日那覇発各離島経由鹿児島行き「フェリー波之上」（上り）は
13日の本部、与論、沖永良部、徳之島が条件付き運航
http://www.aline-ferry.com/naminoue_joukyou.html
12日に引き続き寄港地変更があっても寄港はすると思われます。

「フェリー波之上」は13日那覇発各離島経由鹿児島行き（上り）で
14日午前鹿児島新港入港後、作業済み次第回航
定期点検のため23日迄ドックインで24日復帰
入れ替わり「クイーンコーラルプラス」が
25日那覇発各離島経由鹿児島行き（上り）で
26日午前鹿児島新港入港後、作業済み次第回航
定期点検のため10月5日迄ドックインで10月6日復帰予定となり

9/14～9/23、9/26～10/5の半月近く
鹿児島航路は「クイーンコーラル8」に続き
「フェリー波之上」「クイーンコーラルプラス」と
立て続けに定期点検によるドックインとなり
4隻中1隻落ちの3隻のみの運用のため
運航船舶に余裕がありません。