2014年07月28日
熱帯低気圧早期警戒情報
7月28日現在、赤道付近には二つの熱帯低気圧があり
http://rammb.cira.colostate.edu/products/tc_realtime/
WP902014 - INVESTがフィリピンの東海上に位置する一つ目の熱低
WP962014 - INVESTはグアムの南東海上にある二つ目の熱低
一つ目はフィリピンの東海上にある熱低は
数日前からこの辺りには低圧部があり、いつ熱低へ発達するか
注意深く監視してましたが7月26日に熱低になり
その後もあまり発達せずにそのまま消失する可能性もあったのですが
28日になってそれまで日本の南岸上空に張り出していて
日本各地で26,27日の猛暑日を続出させた太平洋高気圧の勢力が弱まり東へ移動しつつあり、
この動きに伴いフィリピンの東海上で停滞していた低圧部が
北西へ移動しながら勢力を増してきていて数日中に台風に発達する可能性があります。
http://www.tenki.jp/guide/chart/past.html
http://www.jma.go.jp/jp/g3/wc48h.html
この一つ目の熱低は今週末あたりに南西諸島(沖縄地方を中心に)接近し、
多少影響が出る可能性があり、
(週間予報の7月30日~8月2日の雨はこの熱低によるものと思われる)
http://www.jma.go.jp/jp/week/352.html
今週末夏祭りが予定されている「奄美まつり」や「宇検やけうちどんと祭り」、
「伊仙町ほーらい祭り」、「和泊町港まつり」、「喜界町夏まつり」などにも
影響が出る可能性もありますので気象情報への注意と
開催の有無については各主催者への確認をされて下さい。
http://www.kagoshima-kankou.com/event/
海上のウネリは29日以降東寄りのうねりが入ってくると予想され、
天候は良くても太平洋側では高波が発生する可能性のある海岸もあると予想されるので
海でのレジャーなども注意されて下さい。
http://umikaisei.jp/area_id-1/sea/detail.html
二つ目の熱低はグアムの南都にあり、まだ距離があって大丈夫と思いきや
先行する一つ目の熱低に吸い寄せられるように速度上げ、
来週のアタマ(一つ目の熱低通過後4、5日後)には南西諸島へ接近する予報が
気象庁の数値予報天気図で出ていて、
ただこの天気図は専門家の使用する
「アジア地上気圧、850hPa気温/500hPa高度・渦度予想図」と言うもので
地球全体の地形や大気の対流などを数値化し、
その数値予報の計算結果から自動作成(画像化)したものなので
実際の天気予報や台風予報等と異なる内容が含まれる場合もあり、
大まかな気圧配置をみるような場合に使用されることが多く、
ここにリンクはしておきますが専門知識が必要で
実際とは異なることがあることを前提に参照されて下さい。
http://www.jma.go.jp/jp/metcht/suuchi.html
24~192時間予想まで8日間の予想天気図が参照できます。
台風として発達する予想規模としてはこの二つ目の方が大きく
南西諸島接近後の予報はまだ出ていなくて今後変化がある余地もあるため
この二つ目に関しては注意レベルですが一つ目が通過後、
場合によっては二つがすぐ接近し、接近した場合二つ目の方が
一つ目よりも影響が出る可能性があると思っておいて下さい。
http://www.usno.navy.mil/NOOC/nmfc-ph/RSS/jtwc/ab/abpwsair.jpg
海面水温は沖縄の南海上は台風8号によって平年より低い海域が広がっていますが
沖縄の東海上は南鳥島近海から日付変更線付近、
マリアナ諸島近海の海面水温は、平年並か平年より高くなっていて
http://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/kaikyo/ocean/forecast/sst1.html
この海域を熱低が進むと発達する可能性が高くなっていて
二つ目の熱低はこの海域の近くを進行する可能性が高いです。
http://rammb.cira.colostate.edu/products/tc_realtime/
WP902014 - INVESTがフィリピンの東海上に位置する一つ目の熱低
WP962014 - INVESTはグアムの南東海上にある二つ目の熱低
一つ目はフィリピンの東海上にある熱低は
数日前からこの辺りには低圧部があり、いつ熱低へ発達するか
注意深く監視してましたが7月26日に熱低になり
その後もあまり発達せずにそのまま消失する可能性もあったのですが
28日になってそれまで日本の南岸上空に張り出していて
日本各地で26,27日の猛暑日を続出させた太平洋高気圧の勢力が弱まり東へ移動しつつあり、
この動きに伴いフィリピンの東海上で停滞していた低圧部が
北西へ移動しながら勢力を増してきていて数日中に台風に発達する可能性があります。
http://www.tenki.jp/guide/chart/past.html
http://www.jma.go.jp/jp/g3/wc48h.html
この一つ目の熱低は今週末あたりに南西諸島(沖縄地方を中心に)接近し、
多少影響が出る可能性があり、
(週間予報の7月30日~8月2日の雨はこの熱低によるものと思われる)
http://www.jma.go.jp/jp/week/352.html
今週末夏祭りが予定されている「奄美まつり」や「宇検やけうちどんと祭り」、
「伊仙町ほーらい祭り」、「和泊町港まつり」、「喜界町夏まつり」などにも
影響が出る可能性もありますので気象情報への注意と
開催の有無については各主催者への確認をされて下さい。
http://www.kagoshima-kankou.com/event/
海上のウネリは29日以降東寄りのうねりが入ってくると予想され、
天候は良くても太平洋側では高波が発生する可能性のある海岸もあると予想されるので
海でのレジャーなども注意されて下さい。
http://umikaisei.jp/area_id-1/sea/detail.html
二つ目の熱低はグアムの南都にあり、まだ距離があって大丈夫と思いきや
先行する一つ目の熱低に吸い寄せられるように速度上げ、
来週のアタマ(一つ目の熱低通過後4、5日後)には南西諸島へ接近する予報が
気象庁の数値予報天気図で出ていて、
ただこの天気図は専門家の使用する
「アジア地上気圧、850hPa気温/500hPa高度・渦度予想図」と言うもので
地球全体の地形や大気の対流などを数値化し、
その数値予報の計算結果から自動作成(画像化)したものなので
実際の天気予報や台風予報等と異なる内容が含まれる場合もあり、
大まかな気圧配置をみるような場合に使用されることが多く、
ここにリンクはしておきますが専門知識が必要で
実際とは異なることがあることを前提に参照されて下さい。
http://www.jma.go.jp/jp/metcht/suuchi.html
24~192時間予想まで8日間の予想天気図が参照できます。
台風として発達する予想規模としてはこの二つ目の方が大きく
南西諸島接近後の予報はまだ出ていなくて今後変化がある余地もあるため
この二つ目に関しては注意レベルですが一つ目が通過後、
場合によっては二つがすぐ接近し、接近した場合二つ目の方が
一つ目よりも影響が出る可能性があると思っておいて下さい。
http://www.usno.navy.mil/NOOC/nmfc-ph/RSS/jtwc/ab/abpwsair.jpg
海面水温は沖縄の南海上は台風8号によって平年より低い海域が広がっていますが
沖縄の東海上は南鳥島近海から日付変更線付近、
マリアナ諸島近海の海面水温は、平年並か平年より高くなっていて
http://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/kaikyo/ocean/forecast/sst1.html
この海域を熱低が進むと発達する可能性が高くなっていて
二つ目の熱低はこの海域の近くを進行する可能性が高いです。
Posted by Team OUK at 19:30│Comments(4)
│気象情報
この記事へのコメント
こんばんわぁ
いつも詳しく丁寧な解説ありがとうございます。
質問ですが、今週木曜日船で鹿児島にいくのですが通常時間厳しいですか?うねりもありますか?
また日曜日船で奄美大島に帰るのですがやはり厳しいでしょうか?
いつも詳しく丁寧な解説ありがとうございます。
質問ですが、今週木曜日船で鹿児島にいくのですが通常時間厳しいですか?うねりもありますか?
また日曜日船で奄美大島に帰るのですがやはり厳しいでしょうか?
Posted by 野球小僧 at 2014年07月28日 20:33
名瀬=鹿児島間の運航は大丈夫だと思われますが
(離島で名瀬港は条件の良い港なので名瀬を抜港するのは
冬場の北からの季節風が強いとき以外は
那覇直行か全区間欠航するときだけだと思います。)
熱低の発達具合にもよるので確認はされて下さい。
30日の午後で波の高さ3メートルの予報が出ていますので
http://www.jma.go.jp/jp/yoho/352.html
http://www.imocwx.com/cwm.htm
31日は最低でもウネリ、最悪時化ぐらいは覚悟していた方が良いでしょう。
酔われやすい体質でしたら酔い止めぐらいは準備されていた方が良いでしょう。
帰りの8月3日は一つ目の熱低(台風)は通過していて
中国本土方面に向かう予想ですので
二つ目の接近状況にもよりますが
(二つ目の接近は8月5日以降を個人的に予想しています。)
現時点では運航はされると思います。
最後にここで言えるのはあくまでも見込みです。
必ず自身で各代理店や支店などの正規関連各所に確認をされて下さい。
ブログ紹介文で書かれているようにここの情報で
そちらに不利益が発生したとしても責任はとれませんのでご了承下さい。
(離島で名瀬港は条件の良い港なので名瀬を抜港するのは
冬場の北からの季節風が強いとき以外は
那覇直行か全区間欠航するときだけだと思います。)
熱低の発達具合にもよるので確認はされて下さい。
30日の午後で波の高さ3メートルの予報が出ていますので
http://www.jma.go.jp/jp/yoho/352.html
http://www.imocwx.com/cwm.htm
31日は最低でもウネリ、最悪時化ぐらいは覚悟していた方が良いでしょう。
酔われやすい体質でしたら酔い止めぐらいは準備されていた方が良いでしょう。
帰りの8月3日は一つ目の熱低(台風)は通過していて
中国本土方面に向かう予想ですので
二つ目の接近状況にもよりますが
(二つ目の接近は8月5日以降を個人的に予想しています。)
現時点では運航はされると思います。
最後にここで言えるのはあくまでも見込みです。
必ず自身で各代理店や支店などの正規関連各所に確認をされて下さい。
ブログ紹介文で書かれているようにここの情報で
そちらに不利益が発生したとしても責任はとれませんのでご了承下さい。
Posted by Team OUK
at 2014年07月29日 00:00

おはようございます
りょーかいしました。
酔いどめ薬必須ですね。
参考にさせていただきます。
ありがとうございます(^-^)
りょーかいしました。
酔いどめ薬必須ですね。
参考にさせていただきます。
ありがとうございます(^-^)
Posted by 野球小僧 at 2014年07月29日 07:26
済みません。前回の返事を撤回させてもらいます。
「名瀬=鹿児島間の運航は大丈夫だと思われますが
(離島で名瀬港は条件の良い港なので名瀬を抜港するのは
冬場の北からの季節風が強いとき以外は
那覇直行か全区間欠航するときだけだと思います。)
熱低の発達具合にもよるので確認はされて下さい。
30日の午後で波の高さ3メートルの予報が出ていますので
31日は最低でもウネリ、最悪時化ぐらいは覚悟していた方が良いでしょう。」は撤回し
7月29日の投稿にも書きましたが
一つ目の熱低は同じ海域に長時間停滞していたため
中心付近の波の高さがだいぶ高い予想となっていて
7月31日の奄美諸島は各離島の周辺海域は
最大波高5m以上の高波も予想され、
各船舶の運航条件をオーバーする可能性が出てきました。
最悪、欠航の可能性がありますので
前日か当日、運航状況を確認されてください。
上り便の欠航は早い場合は
前日の昼頃には判明している場合があります。
いずれにしても必ず運航状況を確認されて下さい。
「名瀬=鹿児島間の運航は大丈夫だと思われますが
(離島で名瀬港は条件の良い港なので名瀬を抜港するのは
冬場の北からの季節風が強いとき以外は
那覇直行か全区間欠航するときだけだと思います。)
熱低の発達具合にもよるので確認はされて下さい。
30日の午後で波の高さ3メートルの予報が出ていますので
31日は最低でもウネリ、最悪時化ぐらいは覚悟していた方が良いでしょう。」は撤回し
7月29日の投稿にも書きましたが
一つ目の熱低は同じ海域に長時間停滞していたため
中心付近の波の高さがだいぶ高い予想となっていて
7月31日の奄美諸島は各離島の周辺海域は
最大波高5m以上の高波も予想され、
各船舶の運航条件をオーバーする可能性が出てきました。
最悪、欠航の可能性がありますので
前日か当日、運航状況を確認されてください。
上り便の欠航は早い場合は
前日の昼頃には判明している場合があります。
いずれにしても必ず運航状況を確認されて下さい。
Posted by Team OUK
at 2014年07月29日 22:10
