2014年04月03日
格安航空会社(LCC/LowCostCarrier)の奄美就航について
4月3日付けの南日本新聞で「奄美-成田に7月、LCCのバニラ・エア就航へ」と報道されています。
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=55900
今回はこの報道に関してLCCとバニラ・エアについて書きたいと思います。
まずLCCについてはマスコミの報道などですでに分かっている方もいるとは思いますが
一般に国内の航空会社のLCCとはピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパンとバニラ・エアの3社で
6月27日には中国資本の春秋航空・ジャパンが就航予定です。今後も一度撤退したエア・アジアも再度参入する可能性もあります。
因みにスカイマークやAIR DO、スカイネットアジア航空、スターフライヤーは新規航空会社と区別されLCCとは分けられます。
LCCに話を戻すと日本のLCCはそれぞれ親会社があり、LCC単独で設立されていないので親会社の意向が少なからず影響します。
大まかにはANA系列ピーチ、バニラとJAL系列ジェットスターとなっています。
日本の現行LCCは運航機材の統一、機内サービスの簡略化、座席配置は安全基準を満たす詰め込み仕様、
航空券購入などの予約管理を航空会社が管理し直販比率を上げることでコスト削減や
人件費の削減のため従業員の複数業務の兼務を多くするなどして少ない投資て多くの収益を上げる経営手法のため
今までのJALやANAなどのFSC(フル・サービス・キャリア=LCCの対義語)のサービスによって
航空機を利用してきた乗客には利用するための敷居が高い航空会社になる可能性があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%BC%E5%AE%89%E8%88%AA%E7%A9%BA%E4%BC%9A%E7%A4%BE
次にバニラ・エアについてですが以前はマレーシアのエアアジアとANAの合弁LCCだったエアアジア・ジャパンだったのですが
前述のLCC3社で一番設立が遅れ、まだLCCに慣れていない日本でマレーシア資本のエアアジアが関与することで
日本の利用者にはわかりにくいホームページの作りで基本的にそのホームページでの予約の販路や
エアアジア流の機内サービスなどが障害となり先行2社の収益に差をつけられその差は合弁解消するまで逆転できなかった。
2013年10月26日にエアアジア・ジャパンとしては運航を停止。
2013年11月1日に商号をバニラ・エア株式会社に変更し、12月20日に運航開始した。
バニラ・エアはLCCの立場上、成田(新東京国際)空港を拠点としているため
現行は成田空港発着便のみの運航となっていてバニラ・エアとしての設立時に会社コンセプトをリゾートにしたこともあり
就航地候補選定時にリゾート地であることを打ち出していて現行就航地は国内が札幌、沖縄、国際線がソウル、台北となっている。
運航されている機材はA320というANAが1990年代から使用している機材で奄美には飛来実績はなかったかもしれない。
(A320はANAやエアーニッポンでは貨物はコンテナ仕様となるため、空港地上支援車両としてコンテナが運用できる車両が必要で
現在もだがエアーニッポン就航時も奄美空港でこれら車両を見たことがない。新規就航に伴いこれら車両が必要となるかも)
このA320だが始めの3機は新規に親会社のANAがリースして調達しているが、
その後の4号機。5号機は長年ANAで使用されたお古の中古機となっている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%8B%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A2
そのバニラ・エアだが2014年になって利用者の信用を大きく失う失態を起こしている。
2014年2月18日札幌→成田便で搭乗45分前にカウンターで乗客が待っていたが係員不在で約20名程の乗客の積み残しを発生させていて
このときの対応が乗客はずっと待っていたがバニラ側は係員が30分前にはカウンターにいた主張し、
乗客事由による乗り遅れと判断し、払戻不可、新規購入しか成田には行けないと言い張り、
その後乗客がカウンタ付近にあった防犯カメラの開示を求めてやっと次便変更に対応するという失態を起こしている。
(これら情報は該当便乗客がTwitterやFacebookで拡散させているので信憑性は高いと思われる。
報道されないのは親会社ANAのマスコミ操作圧力が強いため。)
後日、バニラからの電話でも主張は変えないばかりか
同じ系列のANA職員が向かいのカウンターから確認していたと嘘と思われる証言まで出してきた。
それ以前にも機材不良による欠航を多発させたときもバニラ・エアからの欠航連絡がなかなか来なくて、
乗客から確認しようにもホームページの運航情報の更新が遅くこちらも運航直前に欠航案内になったり
電話確認しようにも今時ウィークデイ(月曜日~金曜日)しか営業していない予約センターで土日や連休だと電話対応は不可能と
https://www.vanilla-air.com/contact/index
いくらLCCでコスト削減ってここまでサービスを削られていると今のままではビジネス利用はもちろん
観光利用もよほど時間に余裕があって片道一万円ぐらいの出費を何とも思わない人にしか勧められない航空会社です。
また運航時刻の変更も多く、最悪運航前日の変更(それも時間繰り上げのため更に悪いと乗り遅れる可能性が高い)もあった。
http://www.vanilla-air.com/news/396(2/20の変更を2/19に案内)
去年の12月に就航したばかりなので運航運営がまだ安定していない面も多いのだろうがあまりにも粗が目立つので
奄美就航までにこれらの問題をどれだけ対応できるかも問われると思います。
バニラが奄美就航までに対応してもらいたい点(個人的要望)
1.地上職員の徹底的な教育
-奄美は新規就航なので以前就航していたスカイのようにCA(客室乗務員)が地上カウンター業務を兼務しない限り
新規雇用となる(他空港はANAが就航しているためANA系列の関連会社がこれら業務を担当)
今のJALカウンター業務は奄美航空が担当しているので担当兼務の可能性は低い。
札幌の乗客積み残しのような失態をまたやると今度はバニラ・エア自体の経営に影響する可能性が高い。
2.電話予約センターの対応を少なくとも運航便が運航している時間帯は対応するように拡大
-奄美は夏期の台風襲来と欠航要因が大きいのと奄美からの利用客層がIT弱者とみられる高齢者が多いので
欠航時の素早い対応が出来る体制で就航希望。
利用する方もLCCなので今までのJALやJACのような至れり尽くせりのサービスはもってのほか
スカイマークのようなコストを削減した航空会社よりもコスト意識が高く、
乗客事由による乗り遅れ=払戻不可、次便変更か他社便新規購入の覚悟が必要
特にシマの人は時間に厳格でない方が多いので注意して下さい。
LCCは基本航空機がそこに止まっていても締め切り時間に間に合わないと搭乗不可となります。
バニラ・エア国内線では
1.まずウェブチェックインを48時間前~2時間前までにしなければなりません(昔の国際線であったリコンファームのようなルール)
2.空港に向かい搭乗手続きを90分前~30分前までにして
これら最低でも二回の手続きを行わないと搭乗できません。
更に搭乗締め切りが20分前までとなっているので注意が必要です。
(LCCは時間に厳格なので、今までのようにまだ大丈夫は通用しません。)
また、付随追加サービスの有料なことも注意して下さい。
FSCでは無料で当たり前のことがことごとく有料となります。
バニラでは
支払手数料:決済時に発生、全員徴収、一区間200円、
予約センター利用料:電話予約使用時に発生、一人300円
空港カウンター利用手数料:空港カウンター利用時に発生、一人700円
変更手数料:搭乗便変更時に発生、500円か2,000円一部運賃は変更不可
取消手数料:キャンセル時に発生、3,000円一部運賃は取消不可
座席指定料金:座席指定時に発生、300円一部運賃は込み料金
となっていて、バニラが他社LCCと違うのが受託手荷物料金が一部運賃込み料金となっています。
機内飲食も有料ですが他社LCCと比較すると良心的価格で1,000円あればいろいろ楽しめそうです。
メニューも力を入れていて季節によっていろいろアレンジやコラボしたものをそろえているようです。
長々と書きましたが今回言いたいのはLCC誘致や今回の就航計画発表はシマにとっては良いニュースです。
しかし、LCC=格安ということは利用者もそれなりにリスクを負う責任が出ると言うこと
従来のJAL、ANAなどのFSCはそれらサービスを料金に転嫁して乗客から徴収していると言うこと
LCCもFSCも上手く使えば正規運賃よりはかなり安く利用できると言うことシマに就航する航空会社が増えるのは良いが
トラブルはあまりしてほしくないし、安全上の問題は遠慮してほしいのであえて苦言を呈しました。
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=55900
今回はこの報道に関してLCCとバニラ・エアについて書きたいと思います。
まずLCCについてはマスコミの報道などですでに分かっている方もいるとは思いますが
一般に国内の航空会社のLCCとはピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパンとバニラ・エアの3社で
6月27日には中国資本の春秋航空・ジャパンが就航予定です。今後も一度撤退したエア・アジアも再度参入する可能性もあります。
因みにスカイマークやAIR DO、スカイネットアジア航空、スターフライヤーは新規航空会社と区別されLCCとは分けられます。
LCCに話を戻すと日本のLCCはそれぞれ親会社があり、LCC単独で設立されていないので親会社の意向が少なからず影響します。
大まかにはANA系列ピーチ、バニラとJAL系列ジェットスターとなっています。
日本の現行LCCは運航機材の統一、機内サービスの簡略化、座席配置は安全基準を満たす詰め込み仕様、
航空券購入などの予約管理を航空会社が管理し直販比率を上げることでコスト削減や
人件費の削減のため従業員の複数業務の兼務を多くするなどして少ない投資て多くの収益を上げる経営手法のため
今までのJALやANAなどのFSC(フル・サービス・キャリア=LCCの対義語)のサービスによって
航空機を利用してきた乗客には利用するための敷居が高い航空会社になる可能性があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%BC%E5%AE%89%E8%88%AA%E7%A9%BA%E4%BC%9A%E7%A4%BE
次にバニラ・エアについてですが以前はマレーシアのエアアジアとANAの合弁LCCだったエアアジア・ジャパンだったのですが
前述のLCC3社で一番設立が遅れ、まだLCCに慣れていない日本でマレーシア資本のエアアジアが関与することで
日本の利用者にはわかりにくいホームページの作りで基本的にそのホームページでの予約の販路や
エアアジア流の機内サービスなどが障害となり先行2社の収益に差をつけられその差は合弁解消するまで逆転できなかった。
2013年10月26日にエアアジア・ジャパンとしては運航を停止。
2013年11月1日に商号をバニラ・エア株式会社に変更し、12月20日に運航開始した。
バニラ・エアはLCCの立場上、成田(新東京国際)空港を拠点としているため
現行は成田空港発着便のみの運航となっていてバニラ・エアとしての設立時に会社コンセプトをリゾートにしたこともあり
就航地候補選定時にリゾート地であることを打ち出していて現行就航地は国内が札幌、沖縄、国際線がソウル、台北となっている。
運航されている機材はA320というANAが1990年代から使用している機材で奄美には飛来実績はなかったかもしれない。
(A320はANAやエアーニッポンでは貨物はコンテナ仕様となるため、空港地上支援車両としてコンテナが運用できる車両が必要で
現在もだがエアーニッポン就航時も奄美空港でこれら車両を見たことがない。新規就航に伴いこれら車両が必要となるかも)
このA320だが始めの3機は新規に親会社のANAがリースして調達しているが、
その後の4号機。5号機は長年ANAで使用されたお古の中古機となっている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%8B%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A2
そのバニラ・エアだが2014年になって利用者の信用を大きく失う失態を起こしている。
2014年2月18日札幌→成田便で搭乗45分前にカウンターで乗客が待っていたが係員不在で約20名程の乗客の積み残しを発生させていて
このときの対応が乗客はずっと待っていたがバニラ側は係員が30分前にはカウンターにいた主張し、
乗客事由による乗り遅れと判断し、払戻不可、新規購入しか成田には行けないと言い張り、
その後乗客がカウンタ付近にあった防犯カメラの開示を求めてやっと次便変更に対応するという失態を起こしている。
(これら情報は該当便乗客がTwitterやFacebookで拡散させているので信憑性は高いと思われる。
報道されないのは親会社ANAのマスコミ操作圧力が強いため。)
後日、バニラからの電話でも主張は変えないばかりか
同じ系列のANA職員が向かいのカウンターから確認していたと嘘と思われる証言まで出してきた。
それ以前にも機材不良による欠航を多発させたときもバニラ・エアからの欠航連絡がなかなか来なくて、
乗客から確認しようにもホームページの運航情報の更新が遅くこちらも運航直前に欠航案内になったり
電話確認しようにも今時ウィークデイ(月曜日~金曜日)しか営業していない予約センターで土日や連休だと電話対応は不可能と
https://www.vanilla-air.com/contact/index
いくらLCCでコスト削減ってここまでサービスを削られていると今のままではビジネス利用はもちろん
観光利用もよほど時間に余裕があって片道一万円ぐらいの出費を何とも思わない人にしか勧められない航空会社です。
また運航時刻の変更も多く、最悪運航前日の変更(それも時間繰り上げのため更に悪いと乗り遅れる可能性が高い)もあった。
http://www.vanilla-air.com/news/396(2/20の変更を2/19に案内)
去年の12月に就航したばかりなので運航運営がまだ安定していない面も多いのだろうがあまりにも粗が目立つので
奄美就航までにこれらの問題をどれだけ対応できるかも問われると思います。
バニラが奄美就航までに対応してもらいたい点(個人的要望)
1.地上職員の徹底的な教育
-奄美は新規就航なので以前就航していたスカイのようにCA(客室乗務員)が地上カウンター業務を兼務しない限り
新規雇用となる(他空港はANAが就航しているためANA系列の関連会社がこれら業務を担当)
今のJALカウンター業務は奄美航空が担当しているので担当兼務の可能性は低い。
札幌の乗客積み残しのような失態をまたやると今度はバニラ・エア自体の経営に影響する可能性が高い。
2.電話予約センターの対応を少なくとも運航便が運航している時間帯は対応するように拡大
-奄美は夏期の台風襲来と欠航要因が大きいのと奄美からの利用客層がIT弱者とみられる高齢者が多いので
欠航時の素早い対応が出来る体制で就航希望。
利用する方もLCCなので今までのJALやJACのような至れり尽くせりのサービスはもってのほか
スカイマークのようなコストを削減した航空会社よりもコスト意識が高く、
乗客事由による乗り遅れ=払戻不可、次便変更か他社便新規購入の覚悟が必要
特にシマの人は時間に厳格でない方が多いので注意して下さい。
LCCは基本航空機がそこに止まっていても締め切り時間に間に合わないと搭乗不可となります。
バニラ・エア国内線では
1.まずウェブチェックインを48時間前~2時間前までにしなければなりません(昔の国際線であったリコンファームのようなルール)
2.空港に向かい搭乗手続きを90分前~30分前までにして
これら最低でも二回の手続きを行わないと搭乗できません。
更に搭乗締め切りが20分前までとなっているので注意が必要です。
(LCCは時間に厳格なので、今までのようにまだ大丈夫は通用しません。)
また、付随追加サービスの有料なことも注意して下さい。
FSCでは無料で当たり前のことがことごとく有料となります。
バニラでは
支払手数料:決済時に発生、全員徴収、一区間200円、
予約センター利用料:電話予約使用時に発生、一人300円
空港カウンター利用手数料:空港カウンター利用時に発生、一人700円
変更手数料:搭乗便変更時に発生、500円か2,000円一部運賃は変更不可
取消手数料:キャンセル時に発生、3,000円一部運賃は取消不可
座席指定料金:座席指定時に発生、300円一部運賃は込み料金
となっていて、バニラが他社LCCと違うのが受託手荷物料金が一部運賃込み料金となっています。
機内飲食も有料ですが他社LCCと比較すると良心的価格で1,000円あればいろいろ楽しめそうです。
メニューも力を入れていて季節によっていろいろアレンジやコラボしたものをそろえているようです。
長々と書きましたが今回言いたいのはLCC誘致や今回の就航計画発表はシマにとっては良いニュースです。
しかし、LCC=格安ということは利用者もそれなりにリスクを負う責任が出ると言うこと
従来のJAL、ANAなどのFSCはそれらサービスを料金に転嫁して乗客から徴収していると言うこと
LCCもFSCも上手く使えば正規運賃よりはかなり安く利用できると言うことシマに就航する航空会社が増えるのは良いが
トラブルはあまりしてほしくないし、安全上の問題は遠慮してほしいのであえて苦言を呈しました。
Posted by Team OUK at 23:00│Comments(0)
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